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設計室の多田です。
今年の芥川賞に安堂ホセさんの「DTOPIA」と鈴木結生さんの「ゲーテはすべてを言った」の2作品、直木賞に伊与原新さんの「藍を継ぐ海」が選ばれました。また、機会があれば読んでみようと思います!
さて、今回ご紹介する本は浅野祐一、鬼ノ仁 著、日経クロステック 編『一級建築士矩子と考える危ないデザイン』です。
あらすじ…悲劇はなぜ繰り返される? 家族や友人、利用者の安全を守るために誰もが知っておくべき建物の落とし穴。
本書は、建物の周りで起こりうる9の事象について漫画を交えながらわかりやすく纏められた本です。
最初この本を借りた時、可愛いデザインで漫画みたいだと思ったのですが、ちゃんとした読み物でした。
本書で書かれている事象は日常で起こりうる、でも設計や施工段階で配慮を見落としがちなモノについて、書かれていました。
具体的には、滑り・つまずき、外壁落下、開口部落下、開口部からの転落、水平開口部からの転落、挟まれ・ぶつかり、反射光害、糞尿被害、シックハウス、です。
どれも、深層までイメージを膨らませなければ掴みづらく難しい、けれど起こったら大変な事象です。
私たちは、こういう事象についてまず知る、そして考える必要があるなと思いました。
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