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2022年8月設計の越智です。
今回も今治の名建築(あくまでも個人的見解ですが)のご紹介をさせていただければと思います。
大西に建っている建物ですがタオル工場跡でしょうか?松山に行っているときに見かけると思います。築年数は経っていると思われますが、一糸乱れぬ屋根の並びと瓦の美しさが目を引きますね。時代の流れとともに建物の使命も変わってきますが、何か別の用途で残っていってほしいなと思います。
今治市河野美術館で開催中の
生誕110年 今治美術界の父 髙階重紀展を観させて頂きました。
髙階重紀さんの残ってある唯一の自画像だそうです。
1937年(昭和12年)、東京美術学校(現東京藝術大学)を卒業。
東京藝術大学には卒業製作に自画像を描く課題があるそうです。
その時の作品です。迫力がありますね。
1941年(昭和16年)、同級生の北条出身の渡部徹氏の紹介で、
今治中学校(現今治西高)教諭になります。その後、今治南校、今治北
校で高校美術教師を務められ、100人以上の教え子を、美術大学へ
進学させ、教え子の中には国際的に活躍する画家智内兄助氏や
絵本作家長野ヒデ子氏らがいます。
1970年(昭和45年)今治西高退職後も今治の美術界に大きな功績
を残され、「今治美術界の父」と呼ばれてます。
展示会場には、恩師の形見のキャンバスに弟子23人がライブで
絵筆を振った合同作品が飾られてました。
1984年(昭和59年)にご逝去されました。前年の1983年
の絶筆作品です。後年の作品は青い色合いが多く展示されてました。
解説には、「ピカソは青に始まり、髙階は青に終わる」と書いて
ました。
最初の自画像の「巨大な手」は明らかにピカソの影響がうかがえる
と解説されてました。
私は美術には詳しくないですが、髙階先生の作品のShigeのサイン
に親近感を覚えます。
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