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設計室の多田です。
日が長くなりましたね。この時期は、目覚ましを掛けなくても自然と朝早くに目が覚めるので良いです。活動時間も長くなってしまうのですが、睡眠時間はしっかりと取ろうと思います。
さて、今回ご紹介する本は萩原さちこ著『城の化学 個性豊かな天守の「超」技術』です。
あらすじ…全国各地で訪れる人々を魅了する日本の城。「城」といって多くの人がまず思い浮かべるのは、高くそびえ、圧倒的な存在感をもつ「天守」です。上下の階を貫く「通し柱」や、あえて古材を再利用する工夫など、さまざまな城造りの技術が見られます。ふたつとして同じものがない天守。国宝に指定されている姫路城、松本城、松江城、彦根城、犬山城を中心に、その構造や素材、装飾を解説していきます。
本書では天守について、その歴史や造り方からその発展と美と工夫に至るまで、さまざまな視点から科学的に分析して書かれています。
天守は建築上、望楼型天守と層塔型天守という二つの形式があるそうです。
望楼型は大きな入母屋造の建物の上に望楼を載せた形式であり、二つの建物が組み合わさったような構造です。
これに対して層塔型は五重塔のように各階が積み上がったタワーのような形式です。
今治の城といえば藤堂高虎が築いた今治城だと思いますが、層塔型天守の発祥なのだそうです。
今治城や松山城には何度か足を運んだことがありますが、情緒に溢れロマンを感じます。
城の耐震補強はやったことがありませんが、木造住宅の耐震補強をやっている身としては少し興味があります。
こうして毎週建築の本を読んでいるので、城の耐震補強の本でもあれば読んで勉強してみようと思いました。
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